芸術と音楽の共通性は

芸術(アート)とは、広い意味で言うならば美術、建築、音楽、文学、演劇など多くのものを含みますが、美術のことを指すのが一般的だとされています。

それでは、芸術と音楽の共通性とはなんでしょうか。

第一に、芸術も音楽も、人間の心の動きを表現するものであるということです。芸術家も音楽家も「アーティスト」と呼ばれており、自らの体験や感性、思想を背景に、あふれ出す情動をいかに形にするかを常に模索します。

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目に見える芸術と、見えない音楽は、視覚と聴覚というまったく異なった表現方法でありながら、共通する目的によって成される活動です。芸術に感化されて生まれる音楽もあれば、音楽の世界をビジュアルで表現した芸術もあります。

第二に、鑑賞者にとって初めて触れるものでありながら、多くの人間に共通する感情を呼び覚ますものであるということです。年齢・性別・民族・宗教を越えて人々に訴える力を持つのは、芸術も音楽も、人間にあまねく存在する体験や感情をテーマにしており、広く深い共感と感動を湧き出させるからです。

たとえば、恋愛や親子の愛、別れの悲しみ、目的を達した喜び、夢、思うようにいかない場合の苦悩、未知のものへの恐怖などは、全ての人間が持っている感情です。抽象的で難解な芸術・音楽と言われるものであっても、理解するまでに解説や知識を必要とする場合も少なくありませんが、そこには必ず、人間の根源に迫るテーマがあります。

第三に、どちらも「心を写す鏡」であるということです。「モーツァルトは心を写す鏡」とは、日本屈指のモーツァルト研究家である井上太郎氏の言葉ですが、言いえて妙です。

人間の歴史の中で長く追求されてきたテーマ、「自分とは何者か」「人間とは何か」「真理とは何か」を、アーティストたちは様々な切り口や手法、表現を用いて、人々に答えようとします。

優れた芸術や音楽に触れることによって、自らの心を見つめ直し、意識していなかった自分自身の発見や他者への理解・共感を深めることができるのが、両者に共通する価値ということができます。

生きていく上で避けて通れない壁にぶつかった時や、忘れられない感動の体験をした時、アートはあなたの心を映し出すツールとして、たいへん有用なものです。科学と同等かそれ以上に、人生や人類の発見に役立つものとして、文芸の発展は文化の重要な部分を占めています。

アーティストの育成はもちろん、優れた鑑賞者としての文芸愛好家を増やすことも、文化教育の義務と言えるでしょう。

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