大衆ウケしなくとも

日本ではミュージシャン(musician)が時にアーティスト(artist)と呼ばれるように音楽は芸術の一つとして取り扱われていて、我々大衆は特に意識することなく両方の言葉を使い、またシーンによっても使い分けてもいます。 このいずれであっても芸術の評価という意味ではその道のいわば同業者や特定の客層に評価されることから始まり、それが大衆にウケるかウケないかはその次の話になってしまいます。 双方は芸術性という面で共通しながらも絵画や彫刻などは実物に価値がある為決して爆発的には広まらず、晩年や死後に評価されることも珍しくない一方、音楽は耳伝いに広がっていく為大衆に受け入れられた曲や人物は瞬く間に広まり、放送メディアやインターネットが普及した現在では更に顕著です。 ただ芸術活動の全てに云えることは大衆に届くものは過去も現在も極一部で実際には埋もれていくものの方が圧倒的に多く、現存する世界の名画、クラシック音楽、建築などは様々なトライの中で残ってきたもので、情報化とグローバル化が進んだ現在過去の遺産と常に比べられる芸術ではあるもののその大衆に対する公開範囲は歴史的には最も広く、評価される可能性としては有利となっているともいえます。

すごいと思うものは見て

大衆ウケしなくとも

言葉を使えば「アート」になんでも

聞かない分野の事を

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